今日、医療現場の中では放射線の利用は診断・治療に必要不可欠なものです。人体に放射線を照射することが許されているのは医師・歯科医師と診療放射線技師に限られています。診療放射線技師になるためには、高校を卒業後、文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所(大学、短大、専修学校)において、3年以上診療放射線技師として必要な知識と技術を身につけて卒業し、国家試験受験資格を取得しなければなりません。
私たち診療放射線技師は、主に医療施設に勤務し、皆様に放射線を照射する業務に携わっています。
京都府放射線技師会は、診療放射線業務従事者の職業倫理を高揚するとともに診療放射線技術の向上発展を図り、府民保健の維持発展に寄与することを目的として設立しています。
就任のご挨拶
公益社団法人京都府診療放射線技師会 会長 河本 勲則(かわもと いさのり)
この度、公益社団法人京都府診療放射線技師会の会長に就任いたしました、
(かわもと いさのり)でございます。
はじめに、京都府診療放射線技師会会長として10年間、多大な功績を残されました轟英彦前会長に心からの感謝と労いの言葉を申し上げます。会長として、公益法人への移行手続きでは、リーダーシップを発揮し、経費を最小限に押さえて申請作業を終えました。また記憶に新しい、遷都1200年の歴史と世界遺産や多くの社寺仏閣を有する世界一の観光都市、京都で開催されました、第31回日本診療放射線技師学術大会では100人を超える実行委員の先頭に立って過去最高の参加者を集め、紅葉の京都を満喫していただき、成功裏に終えることができました。轟前会長の技師会への情熱と診療放射線技師の地位向上への活発な活動へ感謝の意を表します。
さて、私は、京都第二赤十字病院に昭和58年より勤務し、平成10年から井ノ崎光彦、田城邦幸元会長のもと常務理事として、平成18年から轟前会長のもとで副会長として、温かくご指導いただき、事業推進や京都府、京都市との協力体制を維持して参りました。
そのための目標を示したいと思います。
1つ目は、「診療放射線技師法施行規則及び臨床検査技師等に関する法律施行規則の一部を改正する省令」(平成27年厚生労働省令第18号)を受けて、日本診療放射線技師会が開催いたします「診療放射線技師の業務拡大に伴う統一講習会」に京都府下すべての診療放射線技師が参加をしていただき、医療の安全と質の向上に努め、現代にふさわしい診療放射線技師としての自己研鑽と教育の実施により、診療放射線技師法改正につなげたいと考えています。
3つ目は、年々減少しています会員を増やす対策を考えます。
若い技師の技師会離れは、毎年問題として掲げられています。診療放射線技師の身分は
世代を超えてお互いに協力し、価値のある情報交換をしないと診療放射線技師は他の医療従事者から取り残されるでしょう。若い技師やこれから放射線技師を目指す学生の未来のためにも、京都府放射線技師会の会員となって、一緒に活動いたしましょう。
京都府診療放射線技師会は、昭和23 年初代会長福岡太郎先生により「診療放射線業務従事者の職業倫理を高揚するとともに診療放射線技術の向上発達を図り、もって府民保健維持発展に寄与することを目的とする」をもとに京都第二赤十字病院を事務所として設立されました。
今年度から、会長の大役を引き継ぐのは、何かの縁ではないでしょうか。一から出直すつもりで、精一杯努めて参ります。轟前会長の意思の継承「信頼・感謝・そして未来へ」にサブテーマ「安全、安心で良質の医療提供」を掲げて、執行部一同、力を合わせて京都府会員の皆様と府民、市民のために、誠心誠意努力いたします。今後とも皆様からのご支援とご指導ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
公益社団法人 京都府診療放射線技師会
・ 定款・規定(平成25年版)
・ 定款・規定(令和元年度版)
・ 電子公告
令和4年・5年度の役員名簿を掲載しています。
京都府診療放射線技師会では会員、非会員の投稿を会誌、ホームページに掲載いたします。
会誌投稿規程をお読みの上、投稿してください。
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